エンタープライズアプリケーションアーキテクチャパターン(ISBN:4798105538)
角谷さんのところへ献本されたPoEAAの邦訳が届いたとのこと。
パターン名は基本的に原著パターン名をそのままカタカナで、区切り文字無しで並べたもの。ユニットオブワーク、マネー、ツーステップビューなどなど。なんか競走馬の名前みたいだが、一貫性があれば、それはそれでひとつの見識だし、原著のパターン名との対応もわかるのだが……残念。一貫性はないし、本文中に原著パターン名との対応もない。顕著なのは、
- 「軽オフラインロック(Optimistic Offline Lock)」
- 「重オフラインロック(Pessimistic Offline Lock)」
- 「緩ロック(Coarse Grained Lock)」(!!)
の3つ。ここから原著パターン名は思いつかない。ちなみにというか「緩ロック」って何て読むのだろうか。「かんろっく?」
また、Data Transfer Objectを「データ変換オブジェクト」としちゃったのは、ちょっとやりすぎな印象――と書いていて気づいたのだが、p.428では「データ転送オブジェクト」と表記が揺れている。「データ転送オブジェクト」のほうが誤解が少ないだろうし、無難だと思う。
とのこと。むむむ。
(自主規制)
うう、もっとこなれた日本語訳のPoEAAが読みたかったよー。・゜・(ノД`)・゜・。